建築職人という生き方の社会性
愛知県知立市にあるリフォーム屋さん 中部ハウスの加藤です
中部ハウスでは、建築職人さんになりたい若者を募集しています。
若い方が技術的に習得しやすい事情を考慮して18歳以上、25歳未満くらい。
建築職人という生き方についての今後の将来性について、リフォーム会社の社長として思うことを書いてみます。
弊社がリフォーム会社だからというわけではありませんが
これからの日本社会の中で人生を生きていく上で、「建築職人」という生き方は非常に有望であると考えています。
それはどういう点かというと「喰いっぱぐれにくい」という点で有望です。
現在の日本の建設業・建築業界は実のところ、危機に瀕してます。
20代~40代の若手の建築職人がほとんど育っておらず、現役の世代が60~70代前半が多くを占めています。
リフォーム会社としてキッチンなどを売る人、その設計図面を書く人は居ても、実際に現場に入って作る技能者が高齢化していきています。
それは、何故起きてきたのか。少し歴史をさかのぼります。
日本は戦後の焼け野原からの復興の中で、多くの建築・建設需要を生んできました。
新しいビルが建ち続け、建築職人さんが常に不足するという状態でした。
しかし、バブル崩壊後、建築の需要が落ちたために、建築職人さんが突然余ることになりました。
需要と供給のバランスで、需要が供給を上回れば当然価格は下落します。
建築のしっかりした技術を持っている親方でも食べるので精いっぱいの価格にまで叩かれてきました。
そうなると、若い子を育てるような余力は無くなり、親方でさえも食べるのに精いっぱいな建築業界の現状に
若い人は魅力を感じず、若い人間が建築業界で働きたいと思うような社会ではありませんでした。
しかし、失われた30年。
今の60代の方を振り返ってみると、20代の頃は親方の元で修業をし、一人前の腕を身に着けた時にバブルが崩壊しました。
そして、単価が下がった状態で、30年の月日を過ごしてきて、そんな方達もついに60代となりました。
若手が育ってないこの業界は、あと10年、20年も経過すると、業界が成り立たなくなると言われています。
となれば、供給よりも需要が上回り、建築職人さんの単価は向上していくと思います。
特に若くて動けて、そこそこの技術を持っている職人さんは重宝される世の中が来ると思います。
何故ならば、建物がある以上、修繕は必要であるし、建物を建てることが無くなることはありえないからです。
そして、建物というのは、この日本の地で、その場所で作業をしなければならないからです。
少しずつ建設業界にも、ベトナムやインドネシアの方のような留学生の方が就労をし始めていますが、そのほとんどが足場であったり、鉄筋であったりといった外で行う仕事になります。そして、彼らは5年で仕事を覚えた頃には国に帰ってしまいます。
また、労働者の不測を補うために政府が移民制度を導入する可能性もありますが、日本の国民性を考えれば、足場や鉄筋といった外部仕事で外国人の就労者を採用することはあったとしても、家の中の仕事で、外国人の職人さんに仕事をお願いするということは、まだまだ考えにくい現状があります。
どうしても、外国の方が家の中に入るというのは偏見ではありますが、どうしてもなんとなくコワいという気持ちが起きてきますし、なかなか慣れません。
となれば、どうしても日本の建築職人さんにお願いせざるを得ないということになります。
いろいろな職業がAIの台頭によって無くなると言われていますが、超高度なAI×人間のように融通が効くロボットができてこなければ、建築の仕事が人の手を離れるということはありえません。
3Dプリンターで家を作るという試みも実験され始めていますが、建築基準法の整備、樹脂であるが故の耐久性、家の躯体そのものはできてもライフラインとしての配管などは作業をして取付る必要があるので、仕事が無くなることはありません。
というように
・供給の減少により、圧倒的に価値が高まる(単価が上がる。つまり儲かる)ということ
・現地で作業しなければならないため、輸入などで代替できないこと
・日本人であるということが、一つの価値になること
・AI×ロボットには、建築に対応するには時間がかかるということ
他業種と比較をしてみれば、
営業の仕事は益々難しくなり(無くなりはしないと思います)
バイトなどの単純労働では将来性が見いだせず
IT関係の仕事では外国との競争にさらされることになります。
より生きていくのに有利な職種もあるとは思いますが、時代の流れから考えて、これから建築職人さんは有利な時代になると考えています。
何よりも、日本の建築業が崩壊の危機に瀕しています。
それは若い人が働きたくなるような場所にしてこなかった業界の人間が悪いわけですが、このままでは、日本中の建物やビルの修理がままならず、新しい建物も立たない。
ちょっとした蛇口の交換や給湯器が切れたなどの単純ではあるけれど、そこに住まう人にとって切実な問題を解決できなくなる可能性が高いです。
給湯器で言えば、給湯器が壊れましたが、直せる職人さんが2ヵ月待ちなので、2ヵ月お湯が出ませんが、我慢してくださいという事態にも、極端な話なりかねません、
これを読んでいるあなたの力が必要です。
日本の建築職人を必要な数まで増やなければ、社会のインフラが崩壊します。日本の社会を守る一助となります。もし、建築職人をやってみても良いかなと思う方が、私たちにコンタクトをとってみてください。
お名前、連絡先、ご住所、面会希望日時などの情報をお書きの上、送信ください。
ブログには書ききれない内容も含めて、お話をさせていただきたいと思いますし
あなた様の将来の希望などもお聞きしていきたいと思います。
http://www.chubu-house.com/contact/
中部ハウスでは、建築職人さんになりたい若者を募集しています。
若い方が技術的に習得しやすい事情を考慮して18歳以上、25歳未満くらい。
建築職人という生き方についての今後の将来性について、リフォーム会社の社長として思うことを書いてみます。
弊社がリフォーム会社だからというわけではありませんが
これからの日本社会の中で人生を生きていく上で、「建築職人」という生き方は非常に有望であると考えています。
それはどういう点かというと「喰いっぱぐれにくい」という点で有望です。
現在の日本の建設業・建築業界は実のところ、危機に瀕してます。
20代~40代の若手の建築職人がほとんど育っておらず、現役の世代が60~70代前半が多くを占めています。
リフォーム会社としてキッチンなどを売る人、その設計図面を書く人は居ても、実際に現場に入って作る技能者が高齢化していきています。
それは、何故起きてきたのか。少し歴史をさかのぼります。
日本は戦後の焼け野原からの復興の中で、多くの建築・建設需要を生んできました。
新しいビルが建ち続け、建築職人さんが常に不足するという状態でした。
しかし、バブル崩壊後、建築の需要が落ちたために、建築職人さんが突然余ることになりました。
需要と供給のバランスで、需要が供給を上回れば当然価格は下落します。
建築のしっかりした技術を持っている親方でも食べるので精いっぱいの価格にまで叩かれてきました。
そうなると、若い子を育てるような余力は無くなり、親方でさえも食べるのに精いっぱいな建築業界の現状に
若い人は魅力を感じず、若い人間が建築業界で働きたいと思うような社会ではありませんでした。
しかし、失われた30年。
今の60代の方を振り返ってみると、20代の頃は親方の元で修業をし、一人前の腕を身に着けた時にバブルが崩壊しました。
そして、単価が下がった状態で、30年の月日を過ごしてきて、そんな方達もついに60代となりました。
若手が育ってないこの業界は、あと10年、20年も経過すると、業界が成り立たなくなると言われています。
となれば、供給よりも需要が上回り、建築職人さんの単価は向上していくと思います。
特に若くて動けて、そこそこの技術を持っている職人さんは重宝される世の中が来ると思います。
何故ならば、建物がある以上、修繕は必要であるし、建物を建てることが無くなることはありえないからです。
そして、建物というのは、この日本の地で、その場所で作業をしなければならないからです。
少しずつ建設業界にも、ベトナムやインドネシアの方のような留学生の方が就労をし始めていますが、そのほとんどが足場であったり、鉄筋であったりといった外で行う仕事になります。そして、彼らは5年で仕事を覚えた頃には国に帰ってしまいます。
また、労働者の不測を補うために政府が移民制度を導入する可能性もありますが、日本の国民性を考えれば、足場や鉄筋といった外部仕事で外国人の就労者を採用することはあったとしても、家の中の仕事で、外国人の職人さんに仕事をお願いするということは、まだまだ考えにくい現状があります。
どうしても、外国の方が家の中に入るというのは偏見ではありますが、どうしてもなんとなくコワいという気持ちが起きてきますし、なかなか慣れません。
となれば、どうしても日本の建築職人さんにお願いせざるを得ないということになります。
いろいろな職業がAIの台頭によって無くなると言われていますが、超高度なAI×人間のように融通が効くロボットができてこなければ、建築の仕事が人の手を離れるということはありえません。
3Dプリンターで家を作るという試みも実験され始めていますが、建築基準法の整備、樹脂であるが故の耐久性、家の躯体そのものはできてもライフラインとしての配管などは作業をして取付る必要があるので、仕事が無くなることはありません。
というように
・供給の減少により、圧倒的に価値が高まる(単価が上がる。つまり儲かる)ということ
・現地で作業しなければならないため、輸入などで代替できないこと
・日本人であるということが、一つの価値になること
・AI×ロボットには、建築に対応するには時間がかかるということ
他業種と比較をしてみれば、
営業の仕事は益々難しくなり(無くなりはしないと思います)
バイトなどの単純労働では将来性が見いだせず
IT関係の仕事では外国との競争にさらされることになります。
より生きていくのに有利な職種もあるとは思いますが、時代の流れから考えて、これから建築職人さんは有利な時代になると考えています。
何よりも、日本の建築業が崩壊の危機に瀕しています。
それは若い人が働きたくなるような場所にしてこなかった業界の人間が悪いわけですが、このままでは、日本中の建物やビルの修理がままならず、新しい建物も立たない。
ちょっとした蛇口の交換や給湯器が切れたなどの単純ではあるけれど、そこに住まう人にとって切実な問題を解決できなくなる可能性が高いです。
給湯器で言えば、給湯器が壊れましたが、直せる職人さんが2ヵ月待ちなので、2ヵ月お湯が出ませんが、我慢してくださいという事態にも、極端な話なりかねません、
これを読んでいるあなたの力が必要です。
日本の建築職人を必要な数まで増やなければ、社会のインフラが崩壊します。日本の社会を守る一助となります。もし、建築職人をやってみても良いかなと思う方が、私たちにコンタクトをとってみてください。
お名前、連絡先、ご住所、面会希望日時などの情報をお書きの上、送信ください。
ブログには書ききれない内容も含めて、お話をさせていただきたいと思いますし
あなた様の将来の希望などもお聞きしていきたいと思います。
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